日中、夜間を問わず、職場の環境は整理整頓がゆき届いた安全で清潔な状況が第一です。人と人との密集の度合いや、機械の管理も重要で、個人で環境を整備するのでなければ、室内外の温度管理も大切といえるでしょう。エアコンを効かせた職場で、人により涼しく感じたり寒く感じたり、時季に関係なく感じ方はいろいろです。快適に仕事や作業を出来るよう、環境には常に工夫が必要となります。

施工の始まったHACCPに様々なガイドラインが示されています。具体的にはレストランやスーパーマーケットの冷蔵庫や冷蔵ケース、食品工場での製造過程での調理機器の温度などにおける、様々な設備において適切な温度管理が重要となっています。また、温度を記録・保管する必要があるなど、適正に管理されているかをモニタリングする方法を設定しなければならなくなりました。温度管理において具体的な室温の範囲は、厚生労働省令として法律で定められています。

湿度15パーセント以下で体感温度が1℃変わるというデータもあります。温度や湿度のルールが規定されており、空調管理によって温度設定をしていても、先述の「涼しいと感じる寒いと感じる」状態には個人差があります。また、日差しの当たり方の違いOA機器など配置された場所の違い、広くは、古い建物上の空調が「効く場所効きにくい場所」が発生するといった、改善に困難な状況もあるといえます。温度設定は日々完全であったとしても、室内全て適正になっているとは限りません。

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